外壁に入るヒビ

モルタルの外壁は材質の性質上、ヒビが入ることがあります。
特に昔建てられた住宅では、窓の開口部の周囲、特に四隅から延びているヒビはよく見られます。放置しておくと、ヒビが大きくなったり、水が入りやすくなったりするので、定期的にチェックし、補修を行います。
また、壁全体に無数のヒビが入った場合は、ラス下地のステップル留めの不足や下地のあばれ、大型車通行などによる振動、モルタルの下塗りが十分乾いていない状態での仕上げ等の原因が考えられます。

ヒビが入った場合の対処法としては、以下のようなものがあります。

■モルタルの収縮によるヒビの場
<ヒビが小さいとき>
部分的なヒビや、 髪の毛のようなクラックであれば、コーキングで補修することが可能です。
定期的なメンテナンスとして外壁の塗り替えを行うときに、補修してから塗り替えるようにしましょう。
<ヒビが大きいとき>
ヒビが大きく開いている場合は、 下地の補強がきちんとできていない恐れがあります。雨が入り込むことも考えられるので、早めに補修することも必要ですが、表面だけの補修だとまた同じ部分にひびが入るので、下地からきちんと直すことをおすすめします。
■壁全体にヒビが入っている場合
一般的には、下地のラスがしっかりしている場合は、信用できる業者へ依頼をして、ヒビを埋め、仕上げ材を吹き付けたり、塗ったりして対処します。この場合、仕上げ材料に弾性のあるものを使うと、以後はヒビが出にくくなります。

2020年10月05日