マグニチュードと震度(マグニチュード編)

 

前回、日本が地震大国であることをご紹介しましたが、今回は地震の基礎知識です。

地震速報が発表されるときに必ず耳にする「マグニチュード」と「震度」という言葉は皆さんご存知だと思います。

マグニチュード震源のエネルギーの強さを表していて、震度は、地震によって地表がどれだけ揺れたかを示すものです。

マグニチュードが大きくても、震源から離れていると震度は小さくなり、逆に震源に近ければ、マグニチュードが小さくても大きな震度となり、地表に被害が発生します。


ではマグニチュードの段階を表す数字は、どのように受け止めればいいのでしょう。

マグニチュードが1段階大きくなると、エネルギーはなんと約32倍にもなります!
2段階だと32倍×32倍=1024倍、3段階だと32倍×32倍×32倍=32,768倍の強さになるのだそうです。

一般的に、マグニチュード5未満は、小地震・微小地震とされ、被害が大きくなることはほぼありません。
これが、
マグニチュード6になると中地震、
マグニチュード7は大地震(阪神淡路大震災・熊本地震はこれに相当)
マグニチュード8を超えると巨大地震、
マグニチュード9になると超巨大地震(東日本大震災はこれに相当)
と呼ばれ、震源の位置により震度が変動。
震度が5以上になるとライフラインにも被害が影響する可能性がでてきます。

阪神淡路大震災や熊本地震は、エネルギー的にはマグニチュード7相当でしたが、活断層による地震で、震源地が浅く近かったため、震度は7を記録。大きな被害が発生しました。

そして近いうちに必ず来ると言われている南海トラフ地震は、東日本大震災と同じマグニチュード9、もしくはそれ以上の地震エネルギーだと言われています。



2021年06月04日