前回、マグニチュードは震源のエネルギーの強さを表しているとお伝えしましたが、対して「震度」は、気象庁が計測して発表する、地表の揺れの強さを示しています。
10段階に分けられていて、昔は、気象庁の観測官の体感で震度を判定していたそうですが、どうしても判定にばらつきが出てしまうため、1996年からは下表のように判定基準が決められました。
※人の体感・行動、屋内の状況、屋外の状況(気象庁震度階級関連解説表より抜粋)
また、震度5以上の地震では、住宅などの建物にも被害が発生する可能性があります。
下表は気象庁が公開している、震度と木造住宅の状態の目安となります。
※木造建物の状況(気象庁震度階級関連解説表より抜粋)
当たり前ですが、耐震性の高い家と低い家では、やはり同じ震度でも被害状況が変わってきます。
お住いの家に不安がある方は、地震が来る前に、一度ご自身の住宅の状態を確認して、地震に備えて頂きたいと思います。
名古屋市では、昭和56年5月以前に着工した2階建て以下の木造住宅は無料で耐震診断が行えますので、そちらもぜひご活用ください。