今回は、建物の経年劣化による外壁とサッシとのすき間のお話です。
家を建てて時間が経ってくると、外壁部分とサッシとの間に隙間が空いたりする事があります。これは、モルタルや下地が経年劣化で収縮してしまうことが原因である場合がほとんどですが、その他にも地震などによる振動で隙間が生まれてしまう事もあります。
サッシと隙間に隙間が無いのか確認する場合に、特に見落としがちなのが上部です。サッシまわりを確認するときは、しっかりとした安全な脚立を使い、すき間の部分に近づいてくまなく見るよう心がけてください。
もしすき間を発見した場合、放置すると雨漏りや家の内部が腐ったりと段々傷んできてしまいます。
まず、すき間の周囲を指で押してみて、動かないようであれば、ホームセンターなどで手に入る市販のコーキング材で処理できますので、下の手順をご参考になさってください。
①すき間の周囲についた汚れやほこりを取り除きます。
②サッシとモルタルにマスキングテープを貼ります。 この場合、モルタル部分は、すき間との間に1~2mmの間隔を開けて貼るようにして下さい。
②コーキング材を塗布したら、はみ出さないように気をつけながら、すき間をヘラで軽く押さえます。 表面が乾いたら、外壁と同色の外壁用塗料を塗り、マスキングテープを剥がして終了です。
作業としては複雑なものはありませんが、高所での作業は危険も伴いますのでお気を付けください。